真言宗智山派 須賀山鏡智院

東福寺

東福寺について

今月の説法

生老病死が共存している人間界は、仏の教えにある地獄界、餓鬼界、畜生界、阿修羅界、人間界、天上界と分かれる中の一つの世界を指している。
人の世に誕生し人の世で逝く、世に生まれた全ての命は生老病死を繰り返してソノ命を繋いでいる。
自身の先祖がそうして来たように、自身がそうであるように、自身も自身の血を繋ぎ子が誕生する。
人間界は、生きようとする人が培っている生力が活かされている世界と謂えるだろう。

生老病死は、人と限らず全ての命の一生を指している。

誕生する命には、誕生する以前から生老病死が約束されている。
例外は無い。

人は空を仰いで夢を抱き、その夢を希望とする人は生力に勢いが現れてくる。

人は失敗や後悔を懺悔した時、頚は項垂れて上げようとしなくなる。
失敗した時、後悔したなら、先ず立ち止まって真っ直ぐ顔を上げて自身を見直して、東西南北見渡して踏み出す一歩を決めたらいいんです。
一人で歩きだしても、隣人の差し出す手と繋いでも、それを選択するのは自身の心が決めたものでありたい。
立ち止まった時に、次の道しるべが見える。
先祖から与えられる命、自身を活かして未来に繋いで逝く事が、自身の生まれた意味になり理由となる。
人は知恵と智識と経験があって生力を身につける。
更に自然と共存共生する中で活力を得る。
生老病死は、一つの命に与えられる一生であり、同じ一生は得られるものではない。

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東福寺の境内を散策すれば。
山門に立てば、須賀山を背にした正面真ん中に本堂、右側に不動堂、左側に庫裡が立ち並んでいます。
山門で一礼をして一歩入れば、右側線上に地蔵が並んで、左側には六地蔵が迎え立ちます。
境内左側は須賀山裾を縁取る様に檀家墓碑菩提が永眠し、境内右側には当山霊園が視界に入ってくる。
10時方向に弘法大師尊像が立ち、訪れる参詣者を迎えています。
不動堂を脇目に進んで本堂の裏側には、有無両縁供養塔、永代供養塔、水子の菩提塔、当山住職菩提塔が建立している。

須賀山に懐かれ自然の恵みが溢れた環境が、当山檀信徒の菩提を成仏に導いている。
現在住職は、当山東福寺第五十七世となる。
自然は、生きていることを嬉しくさせてくれる。
一日だけ歩いてみたら、心地好く癒されて空を仰ぎたくなる寺。

寺院案内

自然界と人間界の共存共生に、人は脅威と復活を観念させられる。

地震は大地を揺さぶり、雷は命を射ぬき火を煽る、一雫の水は流れて集まり川になり上流から下流へと、時に大海は隆起し津波を起す。
生きよう万物全てに与えられる脅威と恐怖は、生きる万物の原動力を奮い起たせて向かい打つしかない。
自然界から与えられる四季の恵みと、人間界の知恵と智識が共存共生しながらつくりだしている此の世の彩りは、誕生する万物の命を育む恵みだろう。

行事案内

東福寺は何処にあるのか?

JR総武線成田回り銚子行笹川駅下車、駅前にタクシーが客待ちしているかもしれない、タクシーに乗れたら10分。
徒歩なら30分くらいかな。
車だったら、成田市を目指して356号線を走行、香取市佐原を通過して道の駅水郷で軽食とトイレを済ませて、此処から30分くらい走ると笹川集落に入る。
進行方向左側に諏訪神社を見た交差点を右折し、道なりに一本道を走っていると踏切になり、さらに走ると左側にガソリンスタンド(当山檀信徒総代責任役員の店)があって通過したら、東福寺まで3分です。

アクセス